ウェブ上で最も美しい執筆の場 Medium

最近、Mediumに投稿された記事に目を通すことが多くなりました。

Tech系の記事が充実していて、執筆者もそれぞれの業界のエグゼクティブが多く、ブロックチェーンなどの最新の動向についてタイムリーに書かれた良質な記事(適度な長さで冗長さを感じさせず素晴らしい)を数分で読み流すことができ、知識を蓄えることができます。

Mediumとはストーリーとナラティヴは新しいアイデアを生み、新しいアイデアは、新しい社会をつくる。そのためのプラットフォーム。引用:WIRED

Twitterの共同創設者であるエヴァン・ウィリアムズ氏が2012年に立ち上げました。

著名な日本の方も記事を投稿しておりますが、北米含む海外ユーザー/執筆者が圧倒的多数のため、英語記事がメイン。

グローバルな視野を広め、異なる角度からの意見に接することができ、また、Twitterでは一般的な、罵声や粗野な言動が見られず、心地よく目を通すことができます。

こちらの記事もブロックチェーンのこれからを期待させる良記事だと思います。

 

東南アジア諸国ではどんなに貧しい人々でもスマホ所有率は高いようですが、銀行口座とクレジットカードはもちろん持つことができず、現金取引です。フィリピンでは実に98%の取引が現金で行われてます。

これは大変非効率で、例えば遠方の親族へお金を送金することもできない状況です。

そこで登場したのがブロックチェーン・エコシステム。銀行口座を開設しなくても、スマホにビットコインのウォレットを開き、ビットコインを利用して送金、公共料金、オンラインショッピング等の支払いも可能です。

モバイルブロックチェーン決済システムのサービスをフィリピンで提供しているcoins.ph、すでにユーザー数は2百万人を超えています。

フィリピンペソしか持っていない人々は、セブンイレブンなどで現金をビットコインウォレットへ振込み、ビットコインの購入が可能です。

これは本当に革新的ですね!!現金しか持ち歩いていない人々がビットコインを手にすることで、自由自在に支払いもできて好きなものを購入できる。サービスを世界中どこへでも提供でき、相手を信用する必要もなく(ブロックチェーンは事実上改ざん不可能)決済が完了する。地域経済のみならずグローバル経済を動かすインフラを根本から変えていく流れがすでに起きているのが興味深いです。

イーサリアムテクノロジーをベースとしたOmiseGo(オンライン決済会社)も、タイやシンガポールで活動してますね。当サイトで使用しているクレジットカード決済システム”STRIPE”がOmiseGoに関心を持っているとの発表があり、私も香港の暗号通貨取引所BinanceでOmiseGoに少額投資しております。

国内のみならず海外への農産物の販売についても、ブロックチェーンの技術は使えると考えます。

バズワードについては私も理解が十分ではないのですが、Lightning Network, Segwitを実装した暗号通貨は決済時間、手数料を大幅に低減でき、気軽に相手へ送金ができるようになります。

見知らぬ海外の買い手から注文を頂いても、相手の素性を気にすることなく、暗号通貨の支払いを催促し、入金後に商品を発送する。現況では海外送金は手数料が高く、送金時間は膨大にかかり、海外からの注文に対応することは不可能ですが、ブロックチェーン決済ではこれらの課題をクリアできます。

もちろん海外販売については、関税や輸送費など課題はありますが、世界中どこでも場所を選ばず決済が手軽にできることは、少し前まで考えもつかなったです。

商売をしていて貸し倒れは最も大きなリスクなので、そこがクリアになるとグローバルでビジネスを展開するハードルが一気に下がると思います。

Mediumの良記事に目を通していると、小さなビジネスを経営している者として、本当に楽しみな時代がすぐ近くまで迫っているように感じ取れます。

10年後はどのような世界が広がっているのでしょうか。

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