軽井沢スキー場から眺める浅間山は雄大で開放感が半端ないです!
30年ぶりに家族で軽井沢スキー場へ行ってきたのですが、中国の旧正月(春節)と重なり、中国、そして台湾からの旅行者で溢れかえってました!!
すごい熱気で圧倒されたのですが、みなさん礼儀正しく、流暢な英語で会話しており、ホテルやスキー場の職員も英語で案内していて、隔世の感をしみじみと感じました。
軽井沢スキー場の良さは圧倒的な晴天率。目の前にそびえ立つ浅間山が日本海側の雪雲をブロックしてくれ、東京と同じ晴天率なので、冬は毎日のように晴れの日が続きます。雪はほとんど降らないので、人工雪です。
リフトで乗り合わせたスキー場従業員の方が、台湾で最も人気のある日本のスキー場は軽井沢だといってました。なんでも晴天率の高さが魅力のようです。
目と鼻の先にある三国山脈を境に日本海側は豪雪、関東平野側は晴天、これほどはっきりとした気候の違い、興味深いです。
飯豊町はもちろん日本海側気候で、冬の間は灰色の空の下、来る日も来る日もしんしんと雪が降り積もり、晴れる日はほとんどないです。
それにしても本当に目の前の浅間山は勇壮で圧倒的なスケール感です。
この浅間山、東北地方で多くの餓死者を出した天明の大飢饉と同時期に大きな噴火を起こし、その後も私が幼少の頃(1983年)とごく最近(2015年、この時は東京の実家に停めていた車に灰がうっすら積もってました!)も小規模噴火を繰り返し起こしております。
天明の大飢饉はアイスランドの火山の巨大噴火に起因するとの説がありますが、浅間山噴火の影響も甚大だったと想像できます。
当時の置賜地方(飯豊町)は幸いにも米沢藩の名君上杉鷹山の治世下で、備蓄米や他藩からの買い入れ等の施策で餓死者を出さずに飢饉を乗り越えています。
飯豊町周辺の名が知られている活火山は蔵王山、吾妻山、磐梯山と多くの活火山に囲まれており、いつ何時噴火し不作に見舞われるか予測することは困難ですが、噴火のリスクは頭の片隅に留めておこうと思います。
異形の浅間山の勇姿は目にし、自ずと畏敬の念を抱き、火山列島に住んでいるんだと改めて実感です。