毎年楽しみな時期がやってきました。堤防・磯からのヤリイカ釣り。
年が明けると日本各地の沿岸の水温も15℃を下回り、浅場で産卵するヤリイカが深場から大挙襲来するんです。昼間はいなくて日が暮れる頃合いから夜明け前限定で。
この釣りは真冬の夜中メインなので、ユニクロのヒートテック3枚、4枚重ね着当たり前、防寒対策ばっちりで出撃です。
冬季は稲作も休業なので、暇を見つけては家族の許可のもと、ホームの伊豆半島付け根の磯へ通います。
餌はなんと鳥のササミ!
ヤリイカと鶏の奇跡のランデヴーなんですが、どうやらササミに含まれる豊富なアミノ酸がヤリイカ誘き出すようです。
ササミを餌巻きテーラーというプラスチック製の疑似餌にぐるぐる巻きにして、電気ウキで釣ります。
写真でおわかりのように、餌巻きテーラーに触手伸ばして食いついています。
真冬の夜、満点の星空のもと、沖に浮かぶ電気ウキをぼんやり眺めているのはなんとも言えない風情を感じます。空気がすごく澄んでいるので、流れ星も頻繁に目にします!
そんな感じでのんびり電気ウキを眺めていると、不意に海中にウキが沈み、海の中でウキの光が滲むんです。この瞬間、興奮度マックスでアドレナリン出まくり、本当にやばいです。そしてヤリイカを手にした時の幸せ感、やめられないですよ。
さらに嬉しいことにヤリイカの食感と旨み、極上です:D
柔らかくて絶妙な粘り気と甘み、釣り人にしか味わえない新鮮さ、この体験、本当に釣りを始めて良かったって心底思います。
親友もこの世で一番楽しいイベントが冬場のヤリイカ釣りだってことで、毎年この時期が楽しみなんです。
ヤリイカ釣りというと船釣りで遥か沖へ出ていかないと釣れないと思われハードル高そうですが、安い投げ竿とリール、そして簡単な仕掛けで陸から釣れるんです。
たくさん釣れたらスルメや一夜干し、もちろん数日寝かした刺し身も最高、ゲソのバター炒めと美味しいお米つや姫との組み合わせは極上です。
みなさんもぜひ真冬の夜に潮通りの良さげな堤防、磯へ繰り出してみてください。きっと新たな遊びを見つけることができると思いますよ:)