4月初旬から2ヶ月間、各工程待ったなしの日々が過ぎ去り、田園も落ち着きを取り戻しつつあります。
今期から本格的にトラクターと田植え機を乗りこなし、水田の耕耘、代掻き、田植えを完了。
耕耘では田んぼそれぞれに特徴があることを身を以て体験。粘着質の泥深い田は、田植えブーツを履いても膝まで埋まり、歩くこともままならないですが、トラクターも気をつけないとすぐにエンストし立ち往生してしまいます。そんな時は油圧レバーで耕耘機を上げ脱出。
耕耘で細かく砕いた土をトロっトロにし、いつでも田植えできる状況までもっていく代掻き。
田んぼ一つ一つが個性を持っていて、同じ地域でも粘着質、さらっとした土、泥の深さなど千差万別。
田植えは真っ直ぐ植えるのが難しい。
2枚目、3枚目と植えていくと機械の特性とコツが分かってきて、真っ直ぐに植えられた稲を自慢げに眺め自己満足に浸り、いつしかそのゲーム性に酔いしれます。
今年も無事田植えが終わり、気付けば初夏の訪れが感じられる季節となりました。
日が暮れると近くの社から囃子の音色が聞こえ、黒獅子祭りの時期ももうすぐ。
豊かな自然と土着文化が融合した置賜の光景は美しいです。